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労働教育の充実を

2015/03/04

富山県教育委員会要請「学校における労働教育のカリキュラム化の推進に関する要請」

労働教育の充実を

 連合富山は3月4日(水)に富山県教育委員会に対して「学校教育における労働教育のカリキュラム化の推進に関する要請」を行った。
 冒頭、連合富山尾谷会長から寺井教育長に対し、学校における労働教育のカリキュラム化の推進に関する「要請書」を手交した。尾谷会長からは「今、若年労働者の雇用状況から労働教育が行き届かない中で離職に追い込まれる若者が増加している。社会人になる前段での中学・高校・大学におけるカリキュラム化される中でしっかり学ぶことが重要になることから、要請の趣旨を理解し進めていただきたい」と挨拶した。
 引き続き、瀬川事務局長から「教育の場から労働の場への円滑な接続実現のため、労働教育のカリキュラム化推進は、若年労働者にとって重要かつ良質な雇用基盤となることから、今回すべての地方連合会で要請するもので、県内の学校教育においても働いてから困ることのないように働くことに関する知識と働く上での権利・義務を理解し、社会に出てから活用できる環境整備の推進を・・・」と趣旨説明ならびに連合富山が調整中の県立国際大学への出前講座や「知って帳」の配布などの取り組み状況も含めて、県内でのカリキュラム化への推進要請を行なった。また、佐幸副会長からも「労働関係法制度をめぐる教育の在り方」の省庁報告書を提示し理解を求めた。
 寺井教育長からは「キャリア教育は小中高と全国でもトップクラスであるが、離職対策はミスマッチが少なくなるよう努力する。労働教育は公立では教えているが、労働者の権利の知識が不足している。しっかり教えていきたい。要請の趣旨は理解するが、出前講座など含めそれぞれの学校サイドで判断することである」と述べるにとどまった。
 引き続き、若年雇用対策に総合的かつ体系的に取り組みことが重要となることから、その必要性と実現に向けてねばり強く求めて取り組んでいく。

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