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新年のご挨拶

2016/01/01

 2016年のはじめにあたり、組合員の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年は、戦後70年の節目の年でありましたが、自公政権は国民の理解や合意形成への努力もなく、労働者派遣法の改悪や安全保障関連法を数の力で可決してしまいました。

 この法的手続きも踏まないままの手法は、結果して、労働者・生活者との溝を深めることになりました。

 連合富山として、『STOP THE 格差社会!暮しの底上げ実現』キャンペーンの中で、労働者保護ルール改悪阻止など包含し、進めてまいりましたが、ここで立ち止まることなく、次期国会で提案予定の残業代ゼロ法案や解雇の金銭解決制度など、阻止すべく、反転攻勢の取り組みが重要であると思います。

 その意味において、一強多弱の政治体制から、緊張感ある議会制民主主義の政治に代えなければなりません。

 私たちの意見を代弁する政治家の数が足りていない現実を変えるには、7月の参院通常選挙によって、私たちが応援する推薦候補者の必勝を期した取り組みが欠かせません。与野党が逆転する参院の議席数確保に向けての取り組みに、ご理解とご協力をお願いいたします。また、本年も魚津市議会議員選挙など、各自治体選挙が続いてまいりますが、候補者全員の必勝を期して取り組んでいきたいと思いますので、変わらぬご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 一方、富山県内の経済は、景気が緩やかな回復を続ける中で、各産業の業種間や大手・中小などの規模間で格差があるものの、総じて企業業績が改善し、設備投資も増加傾向にあります。雇用情勢も改善している中で、人手不足状況が生まれ、企業活動への影響が懸念されています。

 加えて、働く者の環境は、2年続きで賃金の引き上げが実施されたものの、所得が消費増税を含めた物価上昇に追いついていない状況にあります。また、派遣・契約、パートで働く人達が、雇用労働者の4割を超え、年収200万円以下で働く皆さんが、1,100万人になっていることに加え、生活保護所帯も増加を続けており、貧困などの課題解決が求められるところであります。

 このように多くの課題がある中、連合富山は、2016春季生活闘争や7万人連合に向けた組織強化・拡大、新キャンペーンである「クラシノソコアゲ応援団!2016RENGOキャンペーン」、第4次男女平等参画推進計画などの取り組みを進め、真に「働くことを軸とする安心社会」の実現になるよう組織一丸となって運動を展開しますので、格別のご協力をよろしくお願い申し上げます。

 本年も皆様にとって幸多い年でありますようご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。

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