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県内すべての労働者の雇用の安定と創出、安心して働き続けられる労働環境と公正な労働条件確保を!!

2018/03/12

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 連合富山は3月12日(月)に富山労働局に対し4課題16項目にわたる労働行政に対する要請書を手交した。

 冒頭、辻会長から山﨑労働局長に要求書を手交した。辻会長は「日頃から「雇用の安定」と「労働環境の維持・向上」へ取り組まれている事に対し、深く敬意を表すとともに、連合富山の運動に対する格別のご理解を賜り厚く御礼申し上げる。県内の雇用情勢は着実な改善傾向にあるが、一方では「慢性的な人手不足」が如実に表れている。労働力不足が引き起こす長時間労働は労働者の健康確保や労働生産性の低下も懸念される深刻な状況である。36協定の適正な締結とともに法律違反に該当する企業に対しては、厳格な指導を行っていただきたい。1月以降、連合富山の労働相談ダイヤルには「改正労働契約法18条無期転換ルール」に関する質問や相談が増えており、中でも「長年契約を更新してきたのに次は更新しないと言われた」「会社側からは何の説明もないが自分から申し出てもよいのか」といった内容が多い。今一度、県や各自治体と連携し、雇止め等のトラブルへの対策強化と漏れのない周知と啓発に努めていただきたい。また、昨年11月に外国人技能実習法が施行され、受け入れ期間・人数・分野が拡大された。労働力不足の重要な担い手として、今後、県内でも外国人技能実習生は増加していくと予測される。実習生が低賃金での雇用や人権侵害行為を被るといったことが起こらないよう、外国人技能実習機構と連携し管理監督体制を強化していただきたい。我々は、2018春季生活闘争において『すべての労働者の立場にたった働き方の見直し』に取り組んでいる。富山労働局に対して、あらゆる格差を是正し、すべての働く者が健やかで安心して働き続けられる職場環境の構築と整備に向け、労働行政に積極的に取り組んで頂くよう要請する」と挨拶した。

    

 続いて、山﨑労働局長から「連合富山には県内労働者の労働条件向上に向けた取り組みを推進していることに敬意を表する。また、労働行政の推進に協力いただいていることに感謝申し上げる。本日意見交換では忌憚のない意見を伺い、今後の労働行政の参考としたい」と挨拶を受けた。

  

 その後、浜守事務局長より要請内容の趣旨説明を行い「県内すべての労働者の雇用の安定と創出、安心して働き続けられる労働環境と公正な労働条件を確保するために、これまで以上に積極的な監督・指導の強化をお願いしたい」と要請し、担当の各部局から要請に対する回答を受けた。

 その後の懇談では、60歳以降の賃金に関する労働条件や36協定の提出、地域最低賃金を下回っている業種への対応や非正規労働者の無期転換後の処遇等について意見交換を行った。

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