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賃金引上げ、長時間労働撲滅で、働くことを軸とする安心社会の実現を!

2018/03/02

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 連合富山は3月2日(金)に、富山県経営者協会に対し、2018春季生活闘争に係る要請を行った。


 冒頭、連合富山を代表して辻会長から富山県経営者協会の金岡会長へ「2018春季生活闘争に係る要請書」手交した後、辻会長から「2018春季生活闘争は、2014春季生活闘争から4年連続した賃金引き上げの流れを継続するとともに、大手追従・準拠などの構造の転換やサプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正配分を求めて、すべての組合が月例賃金にこだわり、『底上げ・底支え』『格差是正』をはかるとともに、長時間労働撲滅の取り組みにも重点を置き、『働くことを軸とする安心社会』の実現をめざし、政策・制度と一体となり取り組みを展開していく。また、中小企業の賃上げ原資確保には取引の適正化の推進が不可欠であり、『サプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正分配』が必要である。健全で安全で働きがいのある職場を実現するべく、『取引の適正化』についても、社会全体に訴えていく。また、すべての労働者の立場にたった働き方の見直しにもしっかりと取り組んでいく。超少子高齢化・人口減少が進む、わが国の社会構造を踏まえ、慢性的な人手不足の時代において、企業内労使で働き方を見直し、『長時間労働時間の是正』『過労死ゼロの実現』については、待ったなしの共通課題であり、生産性を高めながら、長時間労働を是正するには職場を熟知した労使でなければ実践することはできない。ワーク・ライフ・バランス社会の実現をめざし、個人の状況やニーズに合った働き方と処遇のあり方について、労使一丸で取り組んでいきたい。今ほど手交した申し入れの主旨に沿ったご指導をお願いする」と挨拶し、取り組み趣旨の理解を求めた。

 これを受け、金岡会長から「どのような組織であっても一強独裁では腐敗していく。健全な労使関係の構築は、企業のみならず社会の発展にも非常に重要である。また、働き方改革についてもしっかり進めて行かなければならない。労使一体となって取り組むべき課題だと認識している。労使という立場が二項対立ではなくより良い社会を作っていくためにもこのような場で議論を深めていきたい」と挨拶を受けた。

 引き続き、懇談会にうつり浜守事務局長から要請書の詳細について2018春季生活闘争の基礎資料を基に説明を行った。その後の自由討議では連合富山からは「経済の好循環実現のための賃金引き上げを含む労働条件の改善」「様々な格差の是正」「働き方改革」「女性活躍推進」、経営者協会からは「労働分配率の低下」「同一労働同一賃金」「企業の決算のあり方」等の課題について互いの認識を示し、意見交換を行い、懇談を終えた。

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