富山県労働安全衛生センターでは、7月1日より展開されていた全国安全週間にあわせ、職場の安全活動を見つめる機会として7月12日(火)にセミナーを開催した。
冒頭、長理事長から「安全で安心して働ける職場づくりに向け、活動していかなければならない。今回のリスクアセスメントについては、導入の際の参考にして欲しい。また、熱中症予防対策もしっかり取り組んで欲しい」と挨拶、続いて連合富山・森本会長より「労使共通の課題である災害ゼロ、職業性疾病ゼロに向け、一人一人の感受性を高めて危険を予知し、自らの命と健康を守って欲しい」等、挨拶を受けた。
セミナーでは「職場における危険性・有害性の調査・除去(リスクアセスメント)について」と題して、中央労働災害防止協会・中部安全衛生サービスセンター・北陸支所の専門役・高田博司氏から、@労働災害が発生した場合の企業責任について、Aリスクアセスメントの概要と実施例について、Bプレス機械関係の規則改正について、C熱中症の予防について、講演を受けた。
高田氏は「これからの安全衛生対策は、自主的に職場の潜在的な危険性や有害性を見つけ出し、事前に適格な安全衛生対策を講ずることが不可欠。これに応えたのが職場のリスクアセスメント。努力義務とはいえ安全衛生管理体制の中では、実質取り入れられている」「今、企業の責任として安全配慮義務(災害の危険を予知しその結果を回避するため安全措置を講ずる義務)がある。部下の安全を保障するのは上司の義務。部下を被災させないために上司として、なぜ・何を・どのように実行したかを説明することが求められている。また、リスクアセスメントの効果として、職場全体の取り組みによりリスクに対する認識を共有でき安全衛生対策の合理的な優先順位付けが決定でき対策が実施できる。危険に対する感受性が高まる等、がある」プレス機械関係の規則改正(2011.7.1施行)では『@プレス機械に取り付けることができる新たな安全装置の追加、A手払い式安全装置の原則使用禁止、B機械のストローク端による危険防止装置の充実』の概要説明。職場における熱中症の予防については『WBGT値(暑さ指数)の活用、作業管理(計画的な熱への順化期間設定、水分・塩分の摂取等)・健康管理等の熱中症予防対策を行う等』また、「熱中症被災者の中には糖尿病等の持病等を有している人や、体調不良、食事の未摂種といった人たちがいた。熱中症になっていても本人に自覚が無いことが怖い」「冷やすポイントは太い血管の通っているところ」等、説明され、最後に「企業の大切な人材を守る為にも、うまく機能させて取り組んで頂きたい。また、安全衛生委員会活動は重要であり、労働組合の果たす役割は大きい」と応援を込め熱く話された。
安全衛生活動の取り組みは、労使により進めていくことがますます重要と再確認した。
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