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第36回定期大会を開催し、向こう1年間の補強方針を確認!

2022/10/19

 連合富山は10月19日(水)にボルファートとやまにて第36回定期大会を開催し、向こう1年間の補強方針や予算、新たな役員体制を確認した。本定期大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、人数を絞り、一部代議員・傍聴をWeb視聴とし執り行った。

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 冒頭、主催者を代表し、浜守会長から、1年間の活動を総括し、課題や問題を点検し補強していただく大会として「当面する重要課題」5項目について所見を述べた。

 初めに、2022春季生活闘争から見えた日本の構造的課題について「交渉期間中に数多くのアゲインストの要因が起こった中で、各構成組織・加盟組織の大変な努力により、多くの組織で『賃上げ』を獲得し、中・長期的視点から、各企業の存続や発展、さらに経済社会の活力の原動力となる『人への投資』についての議論を深めていただいた。しかし、『値上げに踏み切る企業』と『価格に転嫁できない企業』との差が目立ち始めており、『賃上げ』や『働き方改革』はもちろんのこと、『安定した経済』・『正しい産業の在り姿』という経営対策の視点で連合富山の運動、各構成組織の運動、各加盟組織との運動をリンクさせて、これからの、構造的課題に対して少しでも前進をはかる取り組みを強化していきたい」とした。

 続いて、2023年度運動方針の補強について「未来に向けてつなげていくために何が必要なのかを考え、①全ての人が多様な価値観(ジェンダー平等・多様性)を尊重し、支え合い・助け合う風土を共につくる、②理想のワーク・ライフ・バランスを実現し、健康で充実した人生をつくる、③政策・制度の実現に努め、地域からよい暮らしを共につくる、④人財を育て、つなぎ、広く社会に誇れる連合富山をつくる、⑤豊かな暮らしを支える持続可能な社会基盤をつくる、⑥それぞれの運動領域に「SDGsの視点」でさらなる深化と強化、これら6つの基本的な考えに基づいている。特に、ジェンダー平等・多様性の具体的な取り組みとして『連合富山ジェンダー平等推進計画』を本日の定期大会で議案提案させていただく。「男女平等の推進」に加えて、「年齢や性、国籍の違い、障がいの有無」に関わらず多様性を認め合い、だれ一人取り残さないことを理念とする「ジェンダー平等・多様性の尊重」を包含しています。各構成組織・加盟組織の皆さんには、計画達成に向けてお願いしたい」と理解を求めた。

 3つ目は、第26回参議院議員選挙について「結果だけを見れば惨敗という事になる。政権批判票が分散し、埋没したことに加えて、知名度不足は、予想以上に大きかった。今後の課題としては、連合富山としての推薦の意味・意義をもう一度原点に戻り、構成組織の皆さんと考え直さなければならない。また、今まで以上に具体的な政策協定が重要であり、推薦した候補者が各構成組織ために、何を実現してくれるのかを明確にしていく必要がある」とした。

 4つ目は、地方自治体選挙については、10月30日投開票の氷見市議会議員選挙、来年4月施行予定の富山県議会議員選挙について、支援と協力を訴えた。

 5つ目は、労働者自主福祉運動について「労働運動と労働者自主福祉事業は、車の両輪であり、県内の労働運動を基盤に労働組合と共に成長してきた。コロナ禍の影響で利用者数・売上げについては苦戦を強いられている状況である。労働組合の砦を守り抜くため、『労働組合や団体利用の促進』また『組合員とご家族』の利用促進について、いま一度の要請をさせて頂きたい」と訴えた。

 最後に、「すべての働く者の安定と安心に向けて、『暮らしの底上げ』や『働くことを軸とする安心社会の実現』を、全員参加による連合運動の中で取り組んでいく」と挨拶した。

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 議案審議前に、来年4月に施行予定の富山県議会議員選挙の勝利をめざす必勝決議(案)を提案・採択され、立候補予定者3名より決意表明を行った。

 また、連合富山支え合い・助け合い運動推進委員会の取り組みである、全員参加型の社会貢献活動「虹のかけはし」において、助成を行う3団体へ目録の授与とそれぞれの団体より挨拶を受けた。

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 議案審議では、【第1号議案 構成組織の確認について】を三浦副事務局長が提案し、承認された。

 続いて、【第2号議案 2023年度補強方針(案)】及び【第3号議案 2023年度予算(案)】を長事務局長が一括提案し、自治労の田中代議員より①組織拡大について、②政策・制度の実現に向けての2点の答弁の後、満場一致で承認された。

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 補強方針(案)については、昨年決定した運動方針を基本に、新たな視点での補強を追記した。

 次に、【第4号議案 ジェンダー平等推進計画(案)について】を三浦副事務局長が提案し、満場一致で承認された。

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 【第5号議案 2023年度役員の補充(案)について】では退任される役員に代わり、7名が新たな役員に就任した。 

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 退任された役員5名の内、規約に基づき、連続2期4年以上連合富山の運動に尽力いただいた皆さんを表彰し、挨拶をいただいた。

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 引き続き、中野副事務局長の大会宣言(案)を提案し、確認された。 

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 最後に、篠島副会長より「労働組合の原点である組合員との対話を通じ、今何をしなければいけないのか、必要とされる運動とは何かを考え、必ずそばにいる労働組合として労働者を守るために運動をつなぎ、新たな価値をつくり出さなければならない。引き続き、連合富山の構成組織、組合員一丸となり、富山県の勤労者のための取り組みに邁進していこう」と閉会挨拶を述べられた後、浜守会長のガンバロー三唱にて定期大会を終了した。

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